2010年11月

雪崩

立山で雪崩にあって遭難したグループは、
いつも、次女がスノボで山に行くグループでした。

彼らはみなベテランで、
次女は彼らから、色々なことを教えてもらっていたのに。

今年はこの時期の立山へ一緒に行かなかったけれど、
あの場所で一緒に遭難していても少しも不思議じゃなかった。
自然は怖い。

せめて、意識不明のひとりが回復しますように・・・

違い・・・

とある縁でお手伝いしている地元のNPO団体の、今日は臨時総会だった。
(いつもの女性団体とは違います)
議案は、会費の値上げについて。
これまでの会費の倍額になるということで、
臨時総会前には、会員全員が参加する掲示板で、
かなりの反対・賛成のやりとりも続いていた。

臨時総会は、定数確認が行われて、粛々と進められていく。
質疑応答では、反対意見の人が質問を述べて、理事長が説明する。
結果は、賛成多数で議案が可決された。

さて、私は大きな興味を持ってこの臨時総会に出席したのです。
というのも、
手伝っている女性団体で、今年の総会、それに続く臨時総会が、
ボロボロの傷だらけになったのを目の当たりにして、
(私は役員側だから、私だってもちろんボロボロ)
どうしてこんな惨憺たる総会になってしまうのか、
他の団体はどんな総会を開くのだろうか?と思っていたから。

まるで違ってた・・・

役員側の手際の悪かったこともよく分かったけれど、
そこに流れる空気の中に、
悪意(というのとは少し違うかもしれないけれど)があって、
暖かさのかけらもなかったことを思い知る。

今日の総会では、反対意見を述べる人でさえ、誠実だった。

声を荒げることも、相手を射すくめようとするような糾弾も皆無。
でも、あのときの総会や臨時総会では、そんな嵐にもまれていたっけ。
思えば、それは、あまりに異常なのかもしれない。

そして、また次の総会でも、同じことが繰り返されるのかもしれない。

同じNPO団体であるのに、この違い。
いろいろと考えながら、帰り道につきました。

喪中のはがき

ぽつぽつと喪中のはがきが届きます。

そんな中、私宛てのはがきの差出人に、首をかしげる。
横浜市の住所。奥様が亡くなられての喪中欠礼はがき・・・
どなただったっけ? どうしても思い出せない、というか知らない人・・・

と考えていて、は!と気が付いた。
差出人を知らないはず。
そう、亡くなられた奥様の名前を差出人の苗字にくっつけてみて、やっとわかった!

教室の生徒さんだった・・・

と言っても、お会いしたことは一度もない生徒さんだった。
どういういきさつだったかを忘れてしまったけれど、
授業はいつも、電話だけ。
夜、9時~10時半ごろに、パソコンの前で受話器を握りながら、
ホームページビルダーの使い方をメインの授業をしていた。
週に一度のペースでしばらく続いたのだったっけ。

そこまで思い出すと、ありありと柔らかな声まで思い出して、
胸がせつなくなってきた。

富士山に思い入れて、ご主人と一緒に富士山の写真を撮りつづけ、
その写真をホームページに載せて楽しまれていた。
富士山の写真家である私の友人のことも知っていて、
いつか、私と一緒に山中湖にいるその友人を訪ねましょう、
そんな約束までしていたのを思い出す。

授業は一段落して、そのままお話することもなくなって何年かが・・・

今でも元気で山を歩かれ、富士山の写真を撮っていられると思っていたのに・・・
お会いしたこともないのに、優しい笑顔が浮かんでせつなくなってしまった。

ロマンティック

今日は午前から、無念のパソコン作業・・・
(無念とは、やりたい他のことがいっぱいあるのにできないから)

でも、ちょっと気分を変えようと席を立ち、
ずっと、見てもいないのに付けっぱなしだったテレビを消そう・・としたら、
NHKの画面は浅田次郎のインタビューを映してた。

で、そのまま立ち尽くしてテレビ画面を見入ってしまう。

「蒼穹の昴」から始まり、「中原の虹」を読み進み、
しっかりとその浅田次郎の世界にはまっていった理由。
なぜかな?と自問自答したりしてたけど、
それが、そのインタビューで浅田次郎が言ったひとことで、
「そう! それ!」と、まさしく目からうろこになりました。

浅田次郎「書いていてロマンティックな気持ちになりましたね」

そっか。これだったのだなあ。
作者のこの思いがあるから、
ページをめくるたび、読者の心にも「ロマンティックな世界」が
広がっていくのだ。
そう、ロマンティック。まさにこれでした。

最近、どんな小説を読んでも、
そのロマンティックとは程遠い気持ちばかり。
でも、欲しいのはそのロマンティックだったのを、
今、気が付きました。

それで、慌てて、デジカメを取り出して画面をパチリ。

ロマンティックに乾杯!

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