2010年1月

ジョイクック

卓上用IH調理器(IHクッキングヒーター)を使っている人って、
今はとても多いと思う。
なにしろお鍋のシーズン真っ只中だもの。

時を遡ること、優に25年。
昭和60年代の半ばごろから、
我が家では「電磁調理器・ジョイクック」を使って、お鍋を囲んでいました。
それがこれ。
まだ「IH」などの言葉も無いころの製品です。

100131ih1.jpg

どこでも電気さえ繋げれば、お鍋が出来るという便利さで、
毎冬、何回も「おでんパーティ」を開いていた我が家では、
ほんとうに便利でありがたい調理器でした。
電磁調理器は、まだあまり普及していなかったので、
ゲストのみなさんに、「へ~ 便利ですね~」
と言われるのもちょっと自慢だったりして。

時は流れ、今ではもっとスタイリッシュで、
軽くて薄くて、機能も増えた「IH調理器」に変わり、
人気の商品になりました。

そして、最近ではIH対応の土鍋も出来て、
味気ないホウロウ鍋よりも、温かみのある土鍋の方がずっと美味しく食べられます。
それで、我が家もつい先日、IH対応土鍋をインターネットで購入したのだけれど・・・

むむ!
届いた土鍋を古い電磁調理器に載せたら、エラー音が鳴ってしまった!

そこで、土鍋のメーカーに問い合わせてみると、
そんな昔のクッキングヒーターでは、対応しないかもしれない、
と言われて、あらためて無骨なジョイクックを眺めて、ふ~っとため息。
子供たちが幼児のころから、ずっと家族揃って食べるお鍋料理の脇役だったのに。

新しい土鍋を取るか、
古い電磁調理器を取るか・・・  ふたつにひとつ。

で、引き取ってくれるところを見つけて、
古い電磁調理器は、我が家から引っ越すことになりました。
こちらが変わりに届いた新品のIH調理器です。

100131ih2.jpg

時代は変わる・・・
でも、変えているのは、より便利なものを追求し続ける、
人間の欲望のせいなのよね。

それはさておき、冬のお鍋はほんとに美味しいです。 今夜もお鍋!

忘れる?

急ぎ足で駅方面に向う途中、
はっ!としたのです。

口紅つけてない!

出かけるとき、私は、着替えの前に、
ヘアを整えて(ほとんど朝シャンです)メイクをします。
でも、口紅だけはつけずに、着替えのあとから仕上げします。
だって、タートルのセーターなんかを着替えたら、
口紅でセーターを汚してしまうし。

着替えをして、バックに必要な小物を入れたりして、
そんなとき、夫に話かけられたりして、時間が無くなり、
コートとマフラーを取ってきて、急いで家を出てしまい・・・

で! 忘れた! 最後の仕上げ。

以前は、忘れるなんてゼッタイに無かったことなのに。
実は、この前も忘れたのです、口紅をつけるの!

そのときは、バックに化粧ポーチが入っていたので、
横道に入って、誰も居ないのを確認して、
よその家の陰で、急いで口紅をつけました(ナイショだけど)

う~ん、なんで忘れるんだろう。こんなこと!
信じられない。やっぱり、脳内で萎縮が起きてるのだろうか?
怖いな~

今日は化粧ポーチを持ってきてなかった・・・
これから眼科と内科の病院に行くという途中だったので(病院のはしご)、
まあ、いっか! とそのまま行きました。

冬の風が、唇に冷たかった・・・

再び・・・ ブレッソンとジャコメッティ

40年以上の月日が流れ過ぎて、再び出会った何点かの「写真」。
あの時と変わらない映像が、今、目の前にあることに、
不思議な感動を覚えた。

大学に入学して最初に行った写真展・・・
「アンリ・カルティエ=ブレッソン 決定的瞬間その後」

その写真展のレポートを提出しなくちゃいけなかったので、
何を書けばよいのだろう?と思いながら、
かなり義務的な気持ちで作品をひとつひとつ見て歩いた。
そんな義務感を一瞬にして消し去るほど私を惹きつけたのは、
たくさんの作品の中の1枚、
彫刻家のジャコメッティが、雨の中を向こうから歩いてくる写真。

その写真に、今日も再び出会えた。
ジャコメッティは、コートを頭まで被り、
片手をコートのポケットに突っ込んで、
冷たい雨の中を歩いてくる。

有名な写真ではあるけれど、
普段は目にすることも無く、40年、すっかり忘れていた。
その写真の前で、他の人たちの見学を妨げるように、
私はずっと立ち止まって見続けた。

確か、レポートにもこの写真のことを書いたっけ。
「たった一枚の写真が、一人の芸術家の日常を、過去と現在を、
ありありと描き出していた。 映画のワンシーンのように」
というようなことを・・・

今日は、午前のうちに銀座で事務的な仕事を済ませて、その足で、
恵比寿ガーデンプレイスの東京都写真美術館へ寄った。
都写真美術館では、
「木村伊兵衛とアンリ・カルティエ=ブレッソン」展をやっていた。

ともにライカで、
日本とヨーロッパの人々やその世界を、個性的に撮り続けたカメラマン。
繰り広げられたモノクロの映像の中に、
かつてそこに生きていた確かな人間たちの命を、
静かに感じて来ました。

100126bresson1.jpg

相変わらず、携帯カメラが調子悪くて・・・ 

100126bresson2.jpg

ブレッソンの写真はこちらのマグナムのサイトにあります。ゆっくり見てみてください。

ゆっくり見る時間の無い方へ、記事にあるジャコメッティのポートレートはこちらです。

今年は昴で

坂の上の雲も竜馬もパスしたこの冬、
だのに、しっかりとNHKのドラマに嵌ってしまった。

そのドラマは「蒼穹の昴」

日中共同制作、超大作連続ドラマ・・と銘打って、
BS-hiチャンネルで毎週土曜日に放映されているこのドラマは、
浅田次郎、渾身の大作。

中国清朝末期、孤高の女帝・西太后が実権を握る帝国で、
2人の少年(青年)がそれぞれの道を懸命に生き抜く様を、
史実にからませながら綴られる壮大な感動巨編。

実は、そんなドラマが放映されることを、
ちょっとだけ知ってはいたけど、いつ放映されるのかも知らず。
興味もほとんど無かった。

それが、
BS-hiで、偶然、第2回を目にして釘付けになってしまったのだった。

第1回を見逃しているし、浅田次郎原作と聞けば、
これはもう原作を読まなくちゃ話にならない!と、例のごとく。
早速本屋さんに立ち寄って、1巻目を買ってきて読み始めた・・・ら!

ほんとに! 面白い!! のです。

「1Q84」のあと、東野圭吾の本を数冊読んでいたのだけれど、
(家には、どういうわけか、東野圭吾著の文庫が積み重なっています)
なんとなくずっと物足りなかった。
「1Q84」もそうだし、大作の山崎豊子の本もそうだけれど、
私には、それらのどの主人公にも、魅力が感じられなかったみたい。

だから、久しぶりに登場人物がみんな魅力的なので、
読みながらワクワクする。だからとても嬉しいのです。
一気に読まないように、ゆっくり楽しまなくちゃ。

ドラマも、25回まであるので、しばらくは両方を楽しめそうです。

100122subaru.jpg

「蒼穹」の意
あおあおとしている空。あおぞら。おおぞら。蒼天。蒼空。

街で出遭ったこと

御徒町で小学生の頃からの友人たちと会った帰りのこと。
いつもは終電近くまで続く飲み会なのに、今日は珍しく間昼の新年会で、
楽しい時間を過ごしたあと、
乗換のために東京駅で降りようとした時は、まだ4時にもなっていませんでした。

ドアの前に立っていた私は、開いたと同時に足を運ぼうとしたら、
横から私を追い越して、先に降りて行ったのは40歳くらいのスリムな男性でした。
お洒落で高価そうなスーツをビシっと着込んだその男性が、
横を通り抜けたと思った瞬間、私は足と腰を掬われて、
バランスを崩して、思わず転びそうになってしまった。

その男性は、後ろ手に大きな大きなヴィトンのキャリー付きのスーツケースを、
ゴロゴロと転がしながら、電車を降りて行ったのです。
そのとき、茶色のあのヴィトンのスーツケースが、私の足を掬い上げたのでした。

うまく態勢を整えて、転ぶことは無かったけれど、
その男性は、まったく気づかず、知らん顔して大股で降りて行ってしまいました。

ホームの階段を、私の少し前を降りていくその男性は、
そのキャリー付きのスーツケースを、ヨイショと小脇に抱えるようにして、
階段を降りていました。

電車の中だって、移動するときに、
床をゴロゴロ転がさずに、ああやって小脇に抱えれば、
周りの人に迷惑をかけなくても済むのに・・・

ブランドのスーツケースを持って、身なりもビシっと決め込んで、
いかにも出来るエリート風に装っていたけれど、
周りに優しく出来ない人は、中身が薄っぺらに見えてしまう。

キャリーの付いたバックを運ぶときは、
周りの歩行者に気を配りましょう。
ほんの少し前に、そんなことが新聞にも載っていたっけ・・・

梅も咲くというのに...

現状を続ければ、衰退の道しか無いからと、
世の中の状況に合った方向性を見出そうと、
新しい道を提案し、ひっぱっていこうとしている先進組。
過去の形態から抜けることを拒否して、
滅亡もいとわないという固持組。
このままではいけないけれど、
ゆっくり変革していきたいという鈍足組。

昨夜の桜木町での会議は、そんな3つの組がぶつかって、
まさに「炎上」だった・・・

私の居る位置は先進組。だけど・・・
固持組は、「何をかいわんや」の論外でも、
鈍足組の気持ちは、なんとなく理解できてしまう。

誰にだって、急激に変化を遂げるものに対して、
警戒心が起きるのは普通のことだし、
進もうとする道がどんな道なのかを、
時間をかけて調べたいと思う気持ちはよく分かるから。

でも、それでは間に合わない。
行く道の先に、滅亡がひたひたと近づいている。

先進組は、「走りながら考えましょう」とひたすらGO!を繰り返す。
鈍足組は、「走る前に考えたい」とひたすらSTOP!を出す。

さて、これからどうなるのでしょうか?
ほんとに、わかりません・・・・

100114ume.jpg

庭の早咲きの梅です。ただいま2分咲きになりました。

村上春樹 1Q84

1001111q84.jpg

今頃だけれど、村上春樹の「1Q84」を読みました。

文庫本になったら読んでみよう、いつのことやら?
と思っていたけれど、ひょんなことで手元に来たので、
ちょうど年末からお正月にかけて、
この村上ワールドにはまっていました。

最初に感じたのは、「あれ? 『僕』じゃない」ということ。
ずいぶん前、村上春樹の本を読み漁ってた頃は、
どれもみな、一人称の小説で、『僕』がストーリーを綴っていた。
でもこの「1Q84」は三人称。綴るのは『僕』ではありませんでした。
そこに慣れるのに、ちょっとだけ時間が必要だった。

内容については触れません。
ちょこっとだけ感想を・・・

基本的に、こういった「???」の小説は好きです。
イメージがどんどん膨らむし、
どんな風になるんだろう?という興味が、
私をぐいぐいと引っ張ってくれるから。

でも、そんなに必要なのかな?と思うくらい、性描写が多かった。
「いやらしい」という感じは無いとしても、多過ぎの感です。

続編が出る?と言われていたので、
最終的に、不満が残るのだろうか?と最初から覚悟していたけれど、
それは外れでした。
(私にとっては)ちゃんと終わっていて、
もう、続編は要らない、余韻をこのままにしておきたい・・・
と思いながら、本を閉じました。

本の中に出てくる色々なモノ、言葉、現象を、
ひとつひとつ理論付けている書評が、
インターネットで、それはそれはたくさん見られるけれど、
そんなふうに理論付けるのは、私は元々好きじゃない。
いつも、本は感覚で読んでいるから。

ということで、
感覚的に本を読む人には、とても面白いと思います。
そうじゃない人には、落ち着かない本かもしれません。

やっぱり文庫本じゃなくて、
ハードカバーのうちに読むチャンスが出来て、良かった!

林檎ジャム

そういえば成人の日だった、、、とニュースで知りました。
我が家じゃみんな成人して、縁が無くなってるし。

今日は朝から重たい鉛色の空。寒い・・・
面倒な作業が待ってるのだけれど、
こんな天気で、何か楽しみなことを優先したくて、
ずっと気になっていた林檎ジャムを作りました。

お歳暮で頂いたたくさんの林檎が、家族から少し飽きられてきて、
ちょっと新鮮さが失われてきたので、
そのうちのいくつかをジャムにしました。
そんな具合で毎年、
今頃になると冷蔵庫の中に林檎ジャムが並ぶのです。

明日から、朝のトーストやヨーグルトが楽しみ!

100111jam.jpg

私の林檎ジャムの作り方です。

(1)林檎は皮をむいて芯を取り、5ミリ角くらいの小さな四角に切ります
(2)切っている間に、色が変わらないように、レモン汁をかけておきます
(3)全部切ったら、お鍋に入れて林檎の半分の料の砂糖をバーっとかけて混ぜ合わせます
(4)もし、水分の無い林檎だったら、水を少し加えます 今日のジャムは加えずに済みました
(5)あとは、弱火(あまり弱すぎない程度)でコトコト煮ます 鍋から離れず、ときどきよく混ぜます
(6)ほどほどに煮たら、出来上がり!

私は、シナモンは入れませんが、好きな人はシナモンを入れてください。

今年も江の島へ

今年初の江の島へ。
良いお天気だったし、寒さもそんなじゃなかったし、
仕事の時間も短時間で終わりそうだったので、
車じゃなくて、電車を使って行きました。

江の島大橋から富士山が見えるかな?と期待したけれど、
今日は残念、雲の中。

江の島神社に行く人の列。まだ初詣客がいっぱいなのね。
それに土曜日だったものね。

100109enoshima1.jpg

そんな人の流れを横目に見ながら、
私は江の島のもっと奥へ。

100109enoshima2.jpg

センターです。今年もよろしく! お手柔らかに、ね。

しかし、今年はひょっとするとものすごく大変になるのかもしれない。
あるプロジェクトが通れば、組織ががらっと変革することになるから。
いやでも、大きなうねりに押し流されることになりそう・・・

100109enoshima3.jpg

初詣や観光の人々の騒々しさも、
この辺りまでは届かない。
江の島の猫たちは、新しい年に変わったことを知ってか知らずか、
あいかわらず、の~んびりとしておりました。

たまには、ね

100106atea.jpg

どうしてもの用事があって横浜へ。
そして、とっても久しぶりに、
横浜そごう3階のアフタヌーン・ティでひとりランチを。

メニューは「季節の野菜とパンのサラダ」
カッテージチーズの載ったたっぷりの野菜の中に、
石釜で焼いたパンと、ローストチキンが入っていました。

最近は、そんな時間さえ、あまり楽しんでいなかったので、
久しぶりのお店に、ちょっとワクワク。
なんて単純なのでしょう。

ちょうどどこも冬物のフェア開催中で、
フェアの買い物に来ている女性がいっぱいだった。
私も、用事を済ませてから、
フェアをあちこち覗いて回っていると、
こちらも、思いがけずワクワクしてくるから不思議。

買わなくちゃ損! みたいな気分になって、
セーターを1枚・・・買いました。

ほんとうは、フェアに来たわけじゃなかったのにね。
ま、いっか!

新しい年です

あけましておめでとうございます。

三が日は、いつもよりも増えた家族の食欲を満たすため、
ず~っと、キッチンに居たみたいな気がする。

そんな三が日が終わって、今日はちょっと落ち着いて、
いつものように、鎌倉八幡宮に初詣へ。
我が家の夫は興味ないので、いつも私一人で行くのです。

八幡宮はいつものように、大勢の初詣客。
小町通りも、人人人の波が続いていたけれど、
お参りの帰りに好みのお店を覗くのも、楽しい私の初詣。

今年は、やきもののお店でビアマグと、
小さな雑貨屋さんで、可愛いアクセサリーを買いました。
あ、壱番館のおせんべいも!


ところで、鎌倉へ行くために藤沢の駅まで行く途中、
ハローワークの前を通ります。
今日から始まったハローワークは、
すでに駐車場に入る車が数台も並んでいた。
そっか・・・ 
お正月を、職を探せないまま過ごした人たちは、
正月明けを待ちかねて、急いで就活を再開したのね。
どんなにか、心の重たい正月だったことだろう。

この日本の停滞的不況はいつまで続くことか?
この2010年も明るい見通しが見えないままのスタート。
ハローワークに並ぶ車の横を通りながら、
ちょっと憂鬱な気持ちになりました。

どうか、少しでも良い年になりますように・・・

100101kamakura1.jpg

八幡宮のそばの材木家さん。立てかけた材木に、こんなご挨拶が描かれていました。