フォークルと加藤和彦さん

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加藤和彦さんが亡くなったニュースを聞いたのは、
先週、江の島で走り回っていたときだった。

忙しくて、取り出す暇がなかったけれど、
数日して、屋根裏から引っ張り下ろしたのは、このアルバム3枚。
ダンボールの中で埃にまみれ、色も黄ばんでしまっているけれど、
これらは、私の青春時代と重なる大切な大切なアルバムたち。

3人の誰のファンというわけではなく、
フォークル(フォーククルセダーズのことをそう呼んでた)の感性が、
楽しくて大好きで、3枚のアルバムを、
磨り減るかと思うくらい、繰り返し聴いていたっけ。

CDは数年前に買った復刻版。まだ2枚しか買ってなかった。
あと1枚も買っておかなくちゃ。

誰もが耳にしたことのある曲ではなく、
これらのアルバムでしか聴く事のできない、多くの曲たちの中にこそ、
彼らの類まれな感性が溢れている。
もちろん、彼らの口上もまた、それはそれは可笑しくて、
何度も聞いているのに、聞く度に笑ってしまったっけ。

加藤和彦さんの音楽人生は、フォークル以後の方が、
日本の音楽界にとって、ずっとウェイトが大きいのだとは思うけれど、
私にとっては、フォークルが全てだった。

それは、私の、あるときは傷心だったり、あるときは煌いていたり、
あるときは孤独だったり、あるときは華やいでいたり・・・
そんな青春時代の1ページを、彼ら特有の「はれんち」という言葉と一緒に、
ファイルしてくれていた気がする。

だけど・・・
加藤和彦さんの死と共に、
そんなファイルの1ページが開けなくなってしまった。

アルバムを聴いたら・・・ 戻ってくるのだろうか・・・